夜のサイクリング 他、小説等

本日のコース:高田馬場〜六本木青山ブックセンター


かなり前からのことなんだけど、一日中妙に足がむずむずとしてしまい、しかもいくらストレッチしてもそれが良くならないという症状に悩まされている。どの部分をストレッチしてもそれとは別の場所が、むずむず、としているのです。これが足の表側と裏側をのばすストレッチを両方やったとしても、どうにもその中間、つまり中のほうがむずむずとしているようで、つまりストレッチでは改善できない。おそらく昔サッカーとかテニスとかを激しくやっていた反動なのかもしれない、と思い、運動をすれば改善されるかも、ということで、よく夜にサイクリングにいくのはそのせいなのだけれど、かなり激しく走ってもそんなには良くならない。まあ運動したおかげでいつもより快眠はできるし翌日の寝起きも良いのだけれど。


というわけで、近頃全然読んでなかった建築関係の本が読みたくなって、最近の動向もチェックするべく六本木ABCに行ってきた。特に目新しいものはなかったけど内藤廣の新著が出ていた。迷ったけど買わず。


あと、八束はじめの「ロシア・アヴァンギャルド建築」がやたら読みたくなる。分厚いのでおそるおそる値段を見てみると4200円という驚愕のお得感も手伝ってのことだけど。重くてチャリで持って帰れないなーと思ったのでamazonで買うことにしよう。しかし未読本が溜まりまくってんのにいつ読めるんだろ。その上ロシア・アヴァンギャルドの基礎知識を得るためにその他の本も読むことを考えると。。。ううむ。




そうそう、あと川上未映子タソの「ヘヴン」読了。
この人は短編のほうがパンチがありますね。
「わたくし率〜」を読んだ時の衝撃はすごかった。
上小説の基本テーマは言うまでもなく、身体性で、「わたくし率」と「ヘヴン」に共通しているのは身体のどこかに、'わたくし性'を見いだして、それにがんじがらめになってしまう物語。「わたくし率」ではそのがんじがらめさがいくところまでいって爆発してしまう、という救いようのない話だけれど、「ヘヴン」はまたその先の世界に行ってるというか、主人公自身がそれをメタな視点で見つめることができた、ということが描かれている。なんとなくハッピーエンドのようだけれど、メタな視点を持てることが良いことだとは限らない、ということはコジマの存在が明白に表している。ラストシーンの美しい描写とは裏腹に、未解決の謎の多さも手伝って、なんとなく宙吊り感を残す小説である。けれどもこういうドライヴ感が川上小説の、魅力。



建築のちから

建築のちから

ロシア・アヴァンギャルド建築 (Inax叢書)

ロシア・アヴァンギャルド建築 (Inax叢書)

ヘヴン

ヘヴン

わたくし率 イン 歯ー、または世界

わたくし率 イン 歯ー、または世界