ネタないですよ。

ライブ禁宣言もしてしまったし、勉強ばっかりで最近特に書くネタないです。(なのに書きたいという衝動だけがある)
展覧会や美術展にも色々行きたいけれど、なかなか時間とれません。池田亮司展いきたい。誰か一緒に行きましょう。現代美術館てほんと良質な展示をするけどなんせ行きにくいのが難点。通勤経路なので会社帰りに寄りたいけれど18時までなので行けません。森美術館みたいに都心にあってなおかつ夜遅くまでやってる美術館がもっと増えればいいのに。



どうにも最近活字中毒の禁断症状が出てきたのでAmazonにて本を購入。

なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか

なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか

現代美術家Chim↑Pom(チン↑ポム)がアート作品として広島の空に「ピカッ」という文字を飛行機雲で書いたことから大騒ぎになった事件に関して、様々な人のエッセイや対談でその事件を検証する内容の本。これって結構現代美術の核心に触れるテーマなんじゃないかと思って購入。Chim↑Pomの活動については一般社会のみならずアート界からも賛否両論(否が圧倒的優勢)という四面楚歌状態で、当の美術界ですらこの事件については黙殺を決め込んでいるという状況で、じゃあ自分らで出さなきゃしょうがないだろ、ということだと思う。僕としてはこれこそまさに現代美術と思うわけで、今日本で現代美術として強度をこれ以上持つ美術家を知らない。
僕自身Chim↑Pomは知っていたけど広島で空に「ピカッ」と書いたというのをネットの記事で見たときは「??」だった。彼らの活動は最終的には良心に支えられていると思っていたし、思いつきかもしれないけどただのいたずら心だけだったとも思わない。ところでこの本まだ序文と目次、執筆者紹介をぱらぱらっと見ただけだけど内容からして美術家サイドからだけではなくてたとえば被爆者団体の人の執筆などがあるべきじゃなかったんだろうか?(追記:よくよくみたら、対談という形ですがありました。すみません)


おそらくこの本が出た今現在、Chim↑Pomに対する批判として最も有効なのは、アイドル生命をかけて公園で全裸になって警官という名の権力と戦おうとした草なぎとどれだけの差があるのか、ということだろう。ん?ちょっと違う?



5/24から原美術館で開催される「ウィンター・ガーデン」展にChim↑Pomも出展するみたいです。→http://www.haramuseum.or.jp/