展覧会巡り

塾が終わった後、もちと待ち合わせてプリズミックギャラリー新国立美術館→ミッドタウン→日比谷パティオと巡った。



外苑前のプリズミックギャラリーは初めて。丸田絢子さんの展示の最終日。
小さなスペースだけど視線が墓地に連続する空間は素朴にいいなあと思った。墓地大好き。
「工場萌え」はあるけど「墓地萌え」はないんだろうか。
と思ったんだけど、墓地を写真だろうと他の用途に転用しようとすると、経験上ロクなことがないのでやめた。


ライオンの展示物は写真でみるとよくわからなかったけど実物をみてなるほど、という感じ。工事用ランプで作られたシェードと相まって不思議な雰囲気。
しかし展示会場内で展示されることの必然性がよくわからない。(写真撮り忘れた)



新国立美術館では『アーティスト・ファイル2009』を見たくて行ったけどもちの友達が『第62回アンデパンダン展』に出展してると言うので覗いてみる。
正直なところ知り合いが出品してるでもない限り特に見るべきものはなし。
ていうか今でもまだ続いてることに驚いた。


『アーティスト・ファイル』はそれなりに楽しめたけど、アートってこんなもんだったかなぁ、というかんじ。ここ数年アートで感動した覚えがあまりない。職人芸としては素晴らしいけどアートと言われるとどうなのって思っちゃう。特にメディアアートは既視感があって行き詰まり感を感じざるをえない。アートって難しい。アートって難しいとか思っちゃうこと自体がそもそも間違いなんじゃ?今アート市場に蔓延っている所謂アートって絶命してもいいと思う。もうつまんないってそろそろ誰か言ってよ。(とは一概に言えないんだけどさ。。。)石川直樹の作品だけは何度見ても感動。個人的に斎藤芽生は良かった。一歩間違えると単にサイケデリックなだけの作家になりかねないけど、それくらいのバランスのほうが批評性を保てるのかもしれない。村井進吾は職人芸に感動。あとは割愛。


この後閑散とした日曜の夕方のミッドタウン(大丈夫かここ?)でお茶を飲みつつ、テオ・ヤンセンの展示みたいよねって話になりケータイで調べて日比谷パティオにいく。
テレビで見たときに度肝を抜かれたけど、実物はやっぱすげー迫力。実際に風で動いているところを見ることはかなわなかったけど、モノだけで十分伝わってくるな。
説明文に「原始的な脳を持っている」とか、「これは2年間生きた」とか普通に書いてあるのが笑えるけど、生物ってなんなんだろうって単純に考えさせられる。素朴な感想であしからず。。。
日曜の午後2時から5時の間に行けば動いてるところを見られるとのことなので、皆さん是非いってみてください。


こいつは地面を掘れるらしい。