小便を我慢しすぎると吐気をもよおす。

会社が終わってから、新宿アイランドタワーで行われた都市再考会議に参加。
日芸の先輩であるミリメーターがレクチャラーということで、このイベントを知ったんですけど、都市再生機構の武田さんという方が中心となり、様々な人を読んで継続してやってこられたそうで、今回が最終回の12回目。今まで知らなくて、もったいないことをしたなぁ。

ミリメーターのレクチャーは『触れる都市計画』というタイトルで、言ってみれば都市を「観察者/実践者」という両端からのアプローチでもって捉え直し、再提示するというような、これまで継続的に行ってきたプロジェクトの紹介。HPはこちら。


『マドリックス』 (HPから写真を拝借しました。)


ミリメーターのおふたりとはこれまで街あるきなどでご一緒させていただいて、非常に共感できる部分を持っていたので、こういう場でもって、むしろ作る側の視点を持ったプランナーの方々の意見を聴きたいと思って参加してみたのだけれど、なかなか面白い話を聴く事ができた。


よく言われるように、ミリメーターのような観察者の視点からは新たな都市空間を創出するためのリテラシーは生まれない。逆に、都市計画者も自分たちが机上で設計した都市を実際に使う人々がそのとおりに使ってくれるとは限らないというもどかしさを持っている。この会議の議論の中で思ったのは、その両者が対立するのではなくて、お互いに歩み寄るということで新しい可能性が生まれるのではないかな、ということ。参加者の石井さんの発言の中での、ロッテルダムの事例でイベントを中心として都市計画を行う、という話は興味深かった。



その後、一緒に参加したもちと二人で飯を食いながらまた色々と話した(今日の話をうけてまた建築家の職能について等。これについてはまたおいおい書く。)後、ミリメーターや他の参加者の方たちに合流して飲む。

終電ギリギリで駅に滑り込んで、すごく小便がしたかったものの馬場まで5分たらずで着くのでまあ大丈夫だろうと思っていたものの、待てども待てども電車は発車しないと思ったら遅れている中央線の到着を待ってから出発するとのこと。ちょっと膀胱破裂しそうなんですけど、、、あまりに我慢しすぎて、だんだんと意識が朦朧としてきて吐気をもよおす。もう四半世紀生きてきたけど、小便を我慢しすぎると吐気がするのだということを初めて知ったそんな25の夜。